• バナーTELAS
  • バナー総研大学融合推進センターYouTube公式チャンネル
  • 研究記録のあり方プロジェクト

問い合わせ先

総務課学融合推進事務室
学融合推進センター事務係

〒240-0193
神奈川県三浦郡葉山町(湘南国際村)

TEL:046-858-1629、1657(事務直通)
FAX:046-858-1546
e-mail : cpis-office(at)ml.soken.ac.jp

学融合のひと・こと(6月の記事)

 本ブログでは、分野を越えた学生・教員の学術交流を推進することを目的として、学融合レクチャーや学生企画、萌芽的研究会などのセンター関連事業の周知や報告について、主催者および協力者が記事を投稿することが可能です。投稿された記事はセンター長の許可を経た後、掲載されます。投稿の申し込みおよびお問い合わせは担当の塚原(tsukahara_naoki[a]soken.ac.jp [a]を@に変えてください)までお願いいたします。

  過去のブログ
  2017年 1月 2月 4月 5月 6月 7月 8月
  2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 11月
  2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
  2014年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

萌芽的研究会「新たなヒト進化学の創成を検討するための研究会」を開催して

2017年6月18日(日)は父の日でしたが、朝から夕方まで約8時間に渡る研究会を開催させていただきました。本研究会では、生物種としてのヒトの進化を探るための新たなアプローチを創成することを念頭に、様々な専門家を糾合して、そのクロストークによる議論の機会となることを目指しました。現生人類は約20万年前にアフリカ大陸で誕生し、様々な環境に適応しながら世界各地へ拡散していき、地球上の(南極も含むとすると)全大陸に至るまで分布域を拡げました。生物学的なヒトの特徴としては、直立二足歩行、脳容量の増大、体毛の喪失、子ども期の延長、寿命の延長、食性多様化、女性の発情期の喪失、言語の使用、道具の使用、意図の理解と共有、自意識、など多々あります。ヒトという種の誕生の謎をはじめ、世界各地の人種・民族の表現型レベルでの多様性の起源と成り立ちに関して、集団レベルでの全ゲノム解析を駆使することも踏まえ、今はまさに、新しいヒト進化学のアプローチの創成が望まれている時期と言えます。参加者は16名、話題提供者は総勢14名から成り、ゲノム編集、幹細胞生物学、染色体テリトリーの核内配置解析、といった技術的な内容をはじめ、ヒト集団のゲノム解析、コホート研究、ネアンデルタール人とデニソヴァ人研究の最新情報、エピゲノム解析と疾患、生活習慣病、感覚系遺伝子の適応進化、視覚・味覚受容体の機能解析、温度受容体TRPチャネルの種間多様性、など、多岐に渡りました。総研大所属の参加者としては、先導科学研究科(生命共生体進化学専攻)、生命科学研究科(遺伝学専攻、生理科学専攻)の研究者および高エネルギー加速器科学研究科(物質構造科学専攻)の学生の参加があり、各プレゼンでの質疑が活発に為されました。技術的なブレークスルーの最新情報、具体的なアプローチの仕方、表現型解析の実例などについての議論ができたことは非常に有意義でした。今回の研究会を契機に、今後も議論を重ねる機会を得たいと考えております。参加者の皆様、及び今回の萌芽的研究会の開催を支援して下さった学融合推進センターに、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

先導科学研究科/学融合推進センター兼担 田辺秀之

学融合レクチャー「先端計測制御概論」開講

最初に誰も見たことが無い世界を観ることができる面白さとその基盤となる計測制御技術の重要性は何かを歴史、情報、分子、物質生命、天文、宇宙、核融合、素粒子原子核等各分野のフロントランナーが話します。多くの分野で共通の”観るための技術”とその先端を聞き、自分の研究への応用アイディアや将来の進路に役立つ情報をぜひ見つけてください。
詳しくはこちらをご覧ください(https://www.soken.ac.jp/event/20170718/ )。

素粒子原子核専攻 田中

学融合レクチャー「結晶の対称性・群論-基礎コース」開講

私たちはさまざまな結晶に囲まれ、”結晶の持つすてきな機能”を利用していますよね。スマホにもたくさんの結晶が使われているのはご存じですか。

結晶では、原子の配列が数学的に美しくデザイン化されていて、魅了される人が多いのですが、実はすてきなデザインがすてきな機能と直結しているのですよ。
だから、機能を理解しさらにもっとすてきな機能を生み出すために、私たちは原子配列のデザインを調べているのです。

本講義では、「結晶のデザイン」の根本原理と幾何学との関係について、講義と演習を繰り返しながら学んで頂きます。
5日間の講義は、世界的にも著名な名物講師、ネスポロ・マッシモ教授(フランス・ロレーヌ大学)が日本語で行います。5日間を乗り切った受講生には、特製の修了証書が授与されます。
ネスポロ教授のお話に魅了されて繰返し受講する人も多いのですよ。

単位取得(2単位)を希望する総研大生は、総研大からの案内をご確認下さい。
本講義は公開講義として他大学や一般に開放されていますが、単位取得を希望する総研大以外の学生は、事前にcpis-office@ml.soken.ac.jp宛にご連絡下さい。必要となる手続 きをご案内させて頂きます。

講義について詳しくはこちらのページをご参照ください。
https://www.soken.ac.jp/event/20170731/

物質構造科学専攻 神山

平成29年度学融合レクチャー「研究戦略ロードマッピング」が開催されました

6月1日、2日の2日間にわたり、学融合レクチャー「研究戦略ロードマッピング」が、情報学研究所で開催されました。参加学生は8名、研究分野も出身国も多様なメンバーが集まりました。本レクチャーは、自分の研究の戦略ロードマップを作成することを通して、自分の研究を俯瞰的・戦略的に考え、未来志向的なバックキャスティング視点を身につけることを目的としています。俯瞰的に眺めるとは、「時間」「状況(空間)」「自分」を、少し離れたところから眺め、全体を包括的に理解することをいいます。

1日目はまず、講師陣による講義から始まりました。惑星科学(学融合:小松先生)から南極生態学(極域科学:伊村先生)、応用人類学(学融合:内川先生)、ナレッジマネジメント(学融合:西中先生)、AI(情報研:武田先生)と多岐にわたる研究領域について、それぞれの専門家が「研究と社会との関係性」を統一テーマとして講義しました。その後、ロードマップについての講義が行われた上で、実際に自分の研究戦略ロードマップの制作に取り掛かりました。






研究戦略ロードマッピングでは、自分の研究がどのようなものであり、どのように社会に貢献するかを印象強く、1文で説明するための「ビジョン」を定めたのち、「社会」「応用研究」「基礎研究」の3つの層に分けて研究に関連する要素を抽出していきます。ロードマップの横軸は時間軸であり、過去5年から将来10年にわたって時系列で要素を配置します。それら要素同士のつながりについて考え、さらに、つながりの強さも算出します。こうした作業を進めていくうち、研究を俯瞰する視点が自然と身に付き、自分の研究における重要項目と社会へのインパクトが意識され、より練られたものに修正されていきます。

2日目は、前日に引き続きロードマップ制作作業を行ったのち、完成したロードマップを用いた最終プレゼンテーションが行われました。分野によって、研究を進める上での時間スケールや、社会との接点の持ち方がさまざまであることがわかりました。逆に、「社会」の階層においては、異なる分野同士の接点が見えてきた例もありました。異なる専門を持つ学生同士でありながら、質疑応答も盛り上がり、大変活気あるレクチャーとなりました。

浅岡、内川

  過去のブログ
  2017年 1月 2月 4月 5月 6月 7月 8月
  2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 11月
  2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
  2014年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月