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問い合わせ先

総務課学融合推進事務室
学融合推進センター事務係

〒240-0193
神奈川県三浦郡葉山町(湘南国際村)

TEL:046-858-1629、1657(事務直通)
FAX:046-858-1546
e-mail : cpis-office(at)ml.soken.ac.jp

繋がる学融合研究事業〜学長に学融合研究事業改革を聞く〜

2014年7月3日

<話し手>
岡田泰伸(総合研究大学院大学 学長) 

<聞き手>
奥本素子(学融合推進センター 助教)

【写真】インタビューに答える岡田学長(左)と奥本助教(右)

—今回、学融合推進センターが共同研究に助成する学融合研究事業の枠組みが改訂されましたが、その概要を教えてください。

岡田学長(以下、学長)
 今回、学融合研究事業の応募枠を2つに絞りました。一つは、総研大を代表するグローバル共同研究で、もう一つは、それより規模の小さい学融合共同研究であり、いずれも異なる分野をまたぐ共同研究です。グローバル共同研究は、(1)葉山キャンパスと基盤専攻の教員の参加、(2)学生又は修了生の参加、(3)国外研究機関の参加が義務付けられています。年間1千万円の上限で、最長3年間の共同研究を実施することができます。


—共同研究の枠組みが広がったのですね。

学長
 基盤機関でも現在研究所の枠を超えた共同研究が推進されています。総研大ではさらに基盤や機構を超えた学際研究を支援することがミッションだと思われます。その際、葉山の教員が共同研究に積極的に関与し、総研大発の共同研究を発展させると共に、基盤機関の研究者同士をつなぐ役割を担う必要があるのです。


—葉山本部が中心となって総研大の新しい研究分野創出を担っていくのですね。

学長
 そうです。私は4つのレンケイを総研大のミッションに掲げています。その一つが異分野連繋です。新しい学問は必ず分野を超えたつながりから生まれてくるものです。そのつながりを生み出すためにも、二つ目のレンケイである基盤機関連係が必要になります。その連係の促進役を担うのが葉山キャンパスなのです。


—学融合研究事業の枠組みがそのまま二つのレンケイに繋がっているということですか。

学長
 そうです。また、国内外、特に海外の大学・研究機関の研究者を参加させることが条件になっています。それは今後総研大が掲げる国際連携を推進する具体策の1つとしての意味合いもあります。総研大は先端的かつ新規性の高い研究を日本においても先駆けて創出できるリソースがある大学です。学内連携のみならず、総研大がイニシアティブをとって日本、世界の研究をけん引していくことを目指しています。


—なるほど、総研大の存在感を高めることになりそうですね。

学長
 葉山の教員の中には、社会と科学の研究者もいます。彼らと共同研究することによって、最後のレンケイである社会連携も実現していただきたいと思います。


—学融合研究事業が持つ機能を整理され、発展されたのが今回の改革と捉えていいのでしょうか。

学長
 そうです。また、今回共同研究の中に学生又は修了生を参加させることを条件としています。このような共同研究に学生の間から参加することは、研究者としての広い視点を養うと思います。また、修了生と共同研究をすることによって、修了生と総研大とのネットワーク形成・維持にもつながると思います。


—学融合研究事業が学融合教育事業や学術交流事業にもつながるわけですね。

学長
 単独で研究事業を運営するわけでなく、学融合推進センターの事業の有機的つながりも意識しています。


—先生方からは学生に博士研究以外に参加させることに慎重な意見もあるようですが。

学長
 学融合研究事業を通して、学生が成長していく過程を見せていくことで、そのような懸念も解消されていくのではないでしょうか。


—本事業を通して新しい研究を立ち上げようとされる先生から、自分たちが立ち上げた共同研究が本当に研究として成り立つのか不安である、という質問が上がっています。

学長
 確かに始めからグルーバル共同研究に応募できる体制が整っている共同研究だけではないと思います。そのため、その準備時期を支えるものとしても学融合共同研究という枠組みを設けています。学融合共同研究は、研究科もしくは機構が異なる研究者同士、または葉山と基盤専攻の研究者が共同で研究する事業に助成されます。年間400万円の上限で最長2年間の共同研究を実施することができます。また、共同研究の萌芽を探るための研究会助成枠もできました。


—研究の進展レベルによって支援の枠組みが用意されているわけですね。

学長
 今回の学融合研究事業は、他の大学や他の助成機関の事業では実現できないようなプログラムですので、ぜひこの枠組みを利用して総研大発の新しい分野の創出を目指してもらいたいですね。


—そうですね。どんな研究が生まれるか楽しみです。ありがとうございました。



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